四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)はブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、今年の第1四半期のIBC-Brは前四半期比 1.28%増加、年率換算では5.2%と連邦政府目標の持続的成長率4.5%を上回っており、国内消費が未だに過熱気味となっている。
4月のIBC-Br指数は前月比0.44%増加、しかし3月の0.51%から減少に転じて経済成長の減速傾向となってきているにも関わらず、2月から4月の3カ月間のIBC-Br指数は1.33%と第1四半期の1.26%を上回っており、年率換算では5.4%となっている。
4月の鉱工業部門の伸び率はマイナス2.1%を記録したにも関わらず,4月のIBC-Br指数は前月比0.44%増加したために、5月並びに6月がそれほど増加しなくても、第2四半期のGDP伸び率は0.9%前後と予想されている。
連邦政府のインフレ抑制政策導入のためのクレジット部門へのマクロ・プルーデンス政策、今年の政策誘導金利(Selic)の累計1.5%の引上げ並びに今後の金利の高止まり、今年4カ月間のプライマリー収支黒字がすでに今年目標の50%に達していることなど、連邦政府の持続的経済成長率4.0%への減速効果に結びついてきている。
今日、中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録でSelic金利の0.25%引上げの要因が明らかになるが、金利引上げ効果は6カ月から9カ月後に表われるために、今年下半期から減速に転じると見込まれている。
金融市場関係者は今年8月の過去12カ月間の広範囲消費者物価指数(IPCA)は7.0%を超えると予想、しかし年末には6.0%、来年は5.1%前後と予想している。(2011年6月16日付けヴァロール紙)