日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)でサジア社とペルジガン社合併プロセス担当の報告者カルロス・ラガゾ氏は延々7時間に亘って500ページの報告書を読み上げて、合併後は食料品業界を牛耳って価格操作によって消費者に多大な損害を与えると拒否したために、合併承認採決は今月15日に先送りされた。
サジアの競合社はペルジガンだけであったが、両者の合併で国内では更なるシェアアップにつながり、競争を避けて価格維持や値上げなどにより利益の獲得・向上を図ろうとカルテル協定を容易に組むことが明らかである。
サジアとペルジガンの両社は合併で設立したブラジルフーズ社(BRF)はブラジルの食肉輸出に大きく貢献すると合併効果をCadeにアピール、しかしCadeは世界金融危機直後の2009年9月に為替デリバティブで7億6,000万レアルの巨額の評価損を計上したサジア社の経営状態が一挙に悪化して資金繰りに困難を極めていたために、サジア社の救済のための合併劇であると指摘している。
BRFはCadeに対してRezende社、Wilson、Excelsior並びに食品業界5位のDelicata社のブランド企業放出で交渉していたが、2年前にCadeに合併を申請していた時からマーケットシェアは減少していないと指摘されている。
両者の国内のマーケットシェアは大半の製品で50%以上となっており、冷凍食品や
軽食むけ食品類などは90%を占めて、国内のマーケットシェアは58%に達しており、
またBRFは110カ国に食料品を輸出している。
BRF傘下の主なブランドはElegê社、Batavo、 Cotochés、Doriana、 Becel、 Plusfood、Miss Daisy、 Qualy、やDeline社などであり、今年の第1四半期の売上は60億2,000万レアル、純益は3億8,300万レアル、従業員数は11万3,000人となっている。(2011年6月9日付けエスタード紙)