昨日、中銀は通貨政策委員会(Copom)で政策誘導金利(Selic)を来年の広範囲消費者物価指数(IPCA)を連邦政府の目標レンジ中央値である4.5%まで下げるために、満場一致で0.25%引上げて12.25%に決定した。
インフレリスクと依然として不透明な景気減速リスクを考慮して0.25%引上げを決定、詳細は来週に発表される議事録で明らかになるが、金融市場関係者は7月のCopomでの再度の0.25%の引上げを予想している。
国内の資本財やサービスの部門の需要が依然として大きいが、Selic金利の上昇やクレジット引締めのマクロ・プルーデンス政策採用で、消費の制限並びに貯蓄の増加につながることを期待されている。
Selic金利が12%であった5月のポウパンサ預金引出は1,080億レアル、一方で金利確定付きファンドには34億レアルが流入、今回のSelic金利の更なる引上げでブラジル国庫債(LTN)や国庫債Bシリーズ(NTN-B)などに、資金が流入すると見込まれている。
今回の0.25%のSelic金利の引上げでブラジルのインフレ指数を差引いた実質年利は6.8%と2位のチリの1.5%を大幅に引き離して世界最高金利を維持、3位にはオーストラリアの1.4%、南アフリカ並びにハンガリー1.2%、メキシコ1.1%、中国並びにコロンビア1.0%、インドネシア0.7%、台湾は0.1%となっている。(2011年6月9日付けエスタード紙)