海外投資家は連邦政府が短期のブラジル国債や確定金利付きファンド投資に対する金融取引税(IOF)を6%に引上げた効果が表れ始めて、4月は一挙に製造部門への対内直接投資に資金の流れが替わった。
またブラジルの商業銀行や企業の海外での低金利の資金調達に対してもIOF税6%並びに借入期間を1年から2年間に延長した影響で、それまで月間平均84億9,700万ドルが流入していたが、4月から5月20日間の流入額は34億5,400万ドルと大幅に低下している。
5月の25日間の海外投資家の製造部門への対内直接投資は343億8,000万ドルと昨年の369億1,900万ドルに迫っており、5月の最終集計では昨年1年間の直接投資総額を上回ると予想されている。
4月の経常収支は34億8,800万ドルの赤字を計上、サービス収支は30億9,700万ドルの赤字、利益・配当金送金などの所得収支は24億6,800万ドルの赤字を計上している。
また貿易収支は輸出が33.1%増加の201億7,300万ドル、輸入が31.9%増加の183億1,000万ドルで18億6,300万ドルの黒字を計上している。(2011年5月26日付けヴァロール紙)