今年4カ月間の社会保障院(INSS)のインフレ分を差引いた実質収入は大幅な雇用創出並びに実質賃金の増加で、前年同期比9.3%増加の721億6,600万レアルと前年同期の660億レアルから大幅に増加している。
今年4カ月間の支出は3.5%増加の874億9,000万レアルと153億2,900万レアルの赤字を計上、しかし前年同期の185億700万レアルの赤字から大幅に減少している。
4月のINSSの収入は6.8%増加の185億4,000万レアル、しかし最低サラリーのインフレ指数を大幅に上回る調整で、年金・恩給の支給は18.1%増加の242億7,000万レアルに達している。
4月の農村部の年金・恩給の赤字は48億レアル、都市部の赤字は9億1,000万レアル、今年のINSSの赤字は410億レアル、過去12カ月間では424億5,700万レアルに達している。
ブラジルでも少子高齢化の現象で、収入に比べ年金などの支払いが多い問題を抱えており、また最低賃金と連動した社会保障費支給を受けている人口が4,700万人と多く、インフレ指数以上の最低賃金調整の中止やインデックス連動制の廃止、年金入りの年齢の引上げや年金支給額の減少などに迫られているにもかかわらず、政治的問題から安易に手をつけられないために先送りされて、社会保障院の赤字の拡大につながっている。(2011年5月25日付けヴァロール紙)