四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)はブラジル地理統計院(IGBE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、今年の第1四半期のIBC-Brは前四半期比1.28%増加、年率換算では5.2%と連邦政府目標の持続的成長率4.5%を上回っており、国内消費が未だに過熱気味となっている。
昨年の最終四半期のIBC-Brは前四半期比1.03%、年率換算では4.2%だったために第1四半期は景気減速傾向から反転して上昇傾向を示しており、中銀の金融政策引締め政策の効果が表面化していない。
しかし中銀の経済班はクレジット部門の引締めや銀行の強制預託金比率の引上げのマクロ・プルーデンス政策導入や政策誘導金利(Selic)の引上げで、第2四半期は減速すると予想している。
また過去12カ月間のIBC-Brは6.45%と連邦政府のGDPの目標上限値6.50%に接近して更なるインフレ圧力の軽減のために、中銀の通貨政策委員会(Copom)では今後2回に亘って、Selic金利を引上げると予想されている。(2011年5月19日付けエスタード紙)