日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)はサジアとペルジガンとの合併で、色々な食肉製品でマーケットシェアが70%を超えるものもあり、独禁法に触れる可能性があるために待ったをかけている。
世界金融危機直後の2009年9月に為替デリバティブで7億6,000万レアルの巨額の評価損を計上したサジア社の経営状態が一挙に悪化して資金繰りに困難を極めているために、競合会社のペルジガン社との合併話が持ち上がっていた。
2009年にペルジガン社とサジア社が合併して設立したブラジルフーズ社はペルジガン側の負債34億レアル並びにサジア側の負債67億レアルの合計101億レアルの負債と共に設立、40億レアルの自社株販売で負債低減を図り、両社は国内市場ではそれまでの企業活動やブランド名を継続、両社合併のシナジー効果で年商は300億レアルが見込まれている。
サジアとペルジガンの両社は合併で設立したブラジルフーズ社はブラジルの食肉輸出を大きく貢献すると合併効果をCadeにアピールしているが、合併で国内マーケットでの寡占化がさらに進んで、価格決定を左右する寡占企業の誕生にCadeは慎重になっている。
財務省経済動向調査局(Seae)では低価格の単一ブランド名での販売への移行もしくはサジア並びにペルジガンのブランド名での5年間の販売の選択を推奨しているが、Cadeではこの選択では不十分と見ている。
Cadeの担当者は両社が保有している有名ブランド品のBatavo、 Rezende、Confiança Wilson 、Escolha Saudável 、またDoriana、 Claybon やDelicataのマーガリンのブランド商品を他社に譲渡して、マーケットシェアを減少させれば合併の可能性を示している。(2011年5月10日付けエスタード紙)