AEプロジェソン社の45銀行対象の4月の広範囲消費者物価指数(IPCA)調査によると、調査回答は0.66%から0.91%、平均は0.85%、過去12カ月間では6.35%から6.65%、平均は6.6%と連邦政府のインフレ目標値の上限値である6.50%を突破している。
サンタンデール銀行のエコノミストであるタチアナ・ピニエイロ氏は4月のIPCAを0.83%と3月の0.79%を上回る予想、しかしテンデンシア・コンサルタント社のチアゴ・クラード氏は0.89%と悲観的な見方をしている。
4月のIPCAの上昇はサトウキビ栽培の端境期によるエタノール価格の上昇並びに石油の国際コモディティ価格の高騰が大きく影響、しかし5月以降はサトウキビや農畜産関連の収穫開始でインフレ指数は減少に転じると予想されている。
また石油価格の高騰で輸送コストの上昇や電力エネルギーコストに転嫁されていたが、エタノール燃料価格の減少で今後、数カ月間のインフレ指数は低下傾向になると予想している。
しかしタチアナ・ピニエイロ氏は9月から石油関連組合や銀行組合など主要な業種の賃金調整交渉が開始、また年末にかけて商業部門の消費拡大で再びインフレ上昇圧力が高まると予想している。
財務省経済班のマルシオ・オランド長官は連邦政府の今後の歳出に大きな影響を与えるために、最低サラリー調整の基本指数に採用されているIPCAを他のインデックスに交換することを検討している。(2011年5月6日付けエスタード紙)