4月の鉱工業部門のGDP伸び率は前月比0.5%増加、しかし2月の前月日比の伸び率2.0%から大幅に減少、クレジット部門の引締めなどのマクロ・プルーデンス政策の採用、政策誘導金利(Selic)の連続した引上げや500億レアルに達する公共支出削減などの効果が徐々にでてきた可能性がある。
しかし2月の機械・装置セクターの伸び率は2.2%から3月は3.4%と大幅に増加、対照的に中間財は1.3%からマイナス0.2%、建設セクター向け消費財は5.5%から一転してマイナス5.3%を記録している。
第1四半期の資本財の伸び率は前年同期比8.4%、そのうち鉱業セクター向けは2.8%、輸送13.9%、建設セクターは24.4%と大幅に増加、しかし農業セクターはマイナス1.6%、エネルギーセクターはマイナス5.2%となっている。
また第1四半期の中間財の伸び率は前年同期比1.6%、耐久消費財5.0%、非耐久消費財は0.3%それぞれ増加、しかしインフレ圧力低減のために今後も金融引締め政策を採用するために、下半期からの伸び率は大幅に減少すると予想されている。
4月の鉱業部門の製造業セクターの設備稼働率は84.4%と前月の84.3%を僅かに上回ったが、資本財セクター、耐久消費財、建設資材セクターは僅かに減少、中間財セクター、消費財、非耐久消費財セクターは同じレベルで推移している。
JGPコンサルタント社のエコノミストは第1四半期のGDP伸び率を1.0%前後、今年のGDP伸び率を4.2%と楽観的に予想、しかしFator社のエコノミストは現在のクレジット拡大が継続しても、金利上昇が今後の消費沈静化に影響すると見込んで3.5%を予想している。(2011年5月4日付けヴァロール紙)