全国工業連合(CNI)が加盟企業1,569社対象の3月の企業活動動向調査によると、第1四半期の鉱工業部門のうち8セクターは前年同期比で生産減少に転じていることが判明している。
生産減少したのは鉄鉱石セクター、非鉄金属、プラスティック、石油・石油精製、木材、衛生・香水、繊維、家具・飲料セクター、木材セクターは2年連続して前年同期を下回っている。
今後の需要について全てのセクターで国内消費の増加を予想、しかし輸出に関してはレアル高の為替や先進国からの安価な輸入品の増加で悲観的な見方が多くなっている。
3月の鉱工業部門の平均設備稼働率は74%と前2カ月間比では上昇したが、前年同期比では減少、しかし新規雇用は2009年10月以来では最高となっている。
第1四半期の小規模企業の経営者にとっては金利の上昇、需要の低下、運転資金の不足、顧客の延滞率の増加、原材料の値上がりが今後数カ月間の経営環境悪化の要因になる可能性となっている。
また大企業の経営者にとって税率の引上げ、原材料コストの値上げ、生産性の停滞、長期クレジットの不足を憂慮しているにも関わらず、為替並びにマーケットの競争力についてはそれほど重要視していない。
ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)ではレアル高の為替で輸入製品が国内市場を凌駕してきており、特に中国製ドライバー、油圧ショベル機など17品目についてダンピングの疑いがあるために、セーフガード要請書リストを通産開発省に提出している。(2011年4月28日付けヴァロール紙)