中銀の最終フォーカスレポートによると今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を連邦政府の目標上限値6.5%に近い6.34%に上方修正、連邦政府が死守したいインフレの目標上限値を突破する可能性も否定できなくなってきた。
プラナルト宮でインタビューに応じたジウマ・ロウセフ大統領はインフレコントロール政策採用を最優先していることを強調、今後もインフレ鎮静化に向けた金融政策の採用を継続する。
1年前の昨年4月20日のIPCA目標値は4.8%であったが、僅か1年間で政策誘導金利(Selic)の引上げ、低所得層への実質的なクレジット制限、外貨流入制限などの政策を打ち出していたにも関わらず、1.54%上方修正の6.34%を余儀なくされている。
またジウマ大統領はレアル高の為替による輸出競争力の減少、輸入製品の急増、Selic金利引上げによる外貨準備金の拡大による金利負担の増加以外にも、産油国である北アフリカや中東の情勢不安による投機的動きに連動した石油価格の高騰や農産物のコモディティ価格の上昇などの外的要因も、更なるインフレ要因に結びついている。(2011年4月26日付けエスタード紙)