中銀は外貨流入防止でレアル高を抑制するために、ブラジルの銀行や企業による外貨建て借入に対して、3月26日に金融取引税(IOF)引上げ並びに借入期間を最長1年間に延長したにも関わらず、レアル高が継続しているために、再び4月6日に借入期間を最長2年に延長した。
IOFの2年間の延長は外貨の流入防止に効果がでてきており、今月8日までの外貨流入に歯止めがかかって、2億2,700万ドルの外貨流出残となった。
連邦政府の外貨資金に対するIOF引上げ予想が金融市場に広まったために、IOF引上げ前の3月中旬までにブラジルの銀行や企業が先を争って外貨資金を調達、その結果、今年の外貨流入残は昨年1年間を46%上回る355億7,000万ドルを記録している。
今回の2年間の延長の効果は流出残への誘導以外にも、中銀によるドル介入の減少で外貨準備高の増加減少に歯止めがかかるために、中銀の利払い減少につながる。
しかしジウマ・ロウセフ大統領はレアル高の為替に対して歯止めがかかっていないために、銀行の為替先物市場に対するオペレーション制限や規制強化などの為替政策実施の指示をだすと金融市場では予想している。(2011年4月14日付けエスタード紙)