トップセールスのために中国を訪問しているジウマ・ロウセフ大統領の目的の一つに2002年からハルピン市で中国国営航空機メーカーの中国航空工業(AVIC)と合弁工場で小型ジェット機を生産していたが、中国側から合弁解消の申し出に対して事業継続で話し合うことであった。
ジウマ大統領は中国政府との間でエンブラエルがエグゼクチブジェット機であるレガシー機を中国国内で生産することで合意、また1月に仮契約が行われたE-190型ジェット機10機の正式契約を交わした。
E-190型ジェット機は120人乗りのリージョナルジェット機であり、ブラジルは中国国内の需要が見込めるために生産を熱望していたが、今後、中国企業と競合するために、中国政府はマーケットが初期段階であるエグゼクチブジェット機の生産許可にとどめている。
エンブラエルはE-190型ジェット機を中国に65機販売して米国に次ぐマーケットとなっており、昨年の中国へのジェット機販売は3億6,840万ドルに達している。
今後20年間に中国のリージョナルジェット機需要は800機から900機と予想、中国商用飛機(Comac)はブラジルのエンブラエル社最大のライバル企業であるカナダ資本のボンバルディア社と戦略提携をすると発表していた。
通信機器の研究開発、製造、マーケティングに特化したハイテク企業のファーウエイ社はカンピーナスに3億5,000万ドルの投資で調印、ブラジル国家ブロードバンドプロジェクトに焦点を合わしており、また今後10年間に亘ってブラジルの大学に5,000万ドル相当のコンピュータ関連機器を無償提供する。
深圳に本社を置く通信設備および通信端末の開発および生産を事業とする会社ZTE社はサンパウロ州オルトランジア市に2億ドルを投資して、通信機器の生産を予定している。
豚肉の消費大国の中国はブラジルからの豚肉輸出を許可、今後3年後には中国の豚肉輸入の50%に相当する20万トンの豚肉輸出で5億ドルの売り上げを予想、今回の中国のブラジルの豚肉輸入許可は今後の日本や韓国への輸出につながる可能性がある。
ジウマ大統領の訪中では両国の投資計画の発表が相次いでおり、Marfrig食品は中国で傘下の中国キーストン・フードスを通して3億900万ドルを投資して、ジョイントベンチャー企業を立ち上げることも発表されている。(2011年4月12日付けエスタード紙)