中銀は四半期インフレレポートで特に食料品価格の高騰の影響で今年のインフレ指数となる広範囲消費者物価指数(IPCA)の中央目標値4.5%を放棄、しかし来年の4.5%の目標達成に向けてインフレ対策強化を実施する。
今回の今年のインフレ目標4.5%の上方修正で4月上旬に開催される通貨政策審議会(Copom)での政策誘導金利(Selic)の引上げ幅は0.25%に留まると予想されているが、更なるインフレ圧力増加のリスクを抱えている。
中銀の最終フォーカスレポートでは今年のIPCAは前回の5.0%から5.6%、来年は4.6%を予想、中銀が今年のインフレ中央目標値4.5%のシナリオを変更したのは初めてとなる。
インフレリスク要因として石油などの国際コモディティ価格の上昇、卸売価格の値上がりの消費者への価格転嫁、需給のアンバランス、生産性を上回るサラリー調整やインデックス・メカニズムの影響などが挙げられる。
しかし中銀はすでに金利を1%上方修正、クレジット部門引締めのマクロ・プルーデンス政策採用、プライマリー収支黒字の目標達成のシグナルなどインフレ中央目標値を変更したために、インフレリスクの低減はできると見込んでいる。(2011年3月30日付けエスタード紙)