世界の鉄鉱石生産トップのヴァーレ社の社長を10年間近く務めていて、その手腕が広く知れ渡っているロジェール・アグネリ社長が鉱山エネルギー省鉱産局(DNPM)との間で、40億レアルのロイヤリティ支払いを頑に拒否しているために、同局のミゲル・ネリ-局長は柔軟な解決方法の模索を要請している。
しかしアグネリ社長の頑な態度に業を煮やしたギド・マンテガ財務相は上司に当たるブラデスコ銀行経営審議会のラザロ・ブランダン会長とヴァーレ社の社長交代について話し合った。
ヴァーレ社は1997年に民営化されているにも関わらず、ブラデスコ銀行グループのBradespar社が同社の主要株主で影響力が強く、また4月に銀行の総会があるために早急に決定する必要がある。
連邦政府は社会経済開発銀行(BNDES)並びにブラジル銀行年金ファンド(Previ)がヴァーレ社に出資をしており、ペトロブラス石油公社同様にヴァーレも連邦政府の意向に従ってほしい。
アグネリ社長はルーラ大統領と非常に良い関係を保っていたが、2008年の世界金融危機でヴァーレ社では従業員の削減並びに投資の中止を実施したために、ルーラ大統領から非難されていた。
昨年のヴァーレ社の純益は301億レアルと鉱業部門では記録を更新、アグネリ社長就任時は世界8位の鉱山会社に過ぎなかったが、同社長の手腕で今では世界2位に飛躍している。(2011年3月22日付けエスタード紙)