中銀の発表によると昨年の製造部門への海外からの対内直接投資総額は484億6,000万ドルと経常収支赤字の475億2,000万ドルを上回り、特に12月の直接投資額が153億6,000万ドルと統計を取り始めた1947年以来では月間最高を記録した。
中国石油化工集団公司(Sinopec)はスペイン資本レプソル社が保有するブラジル南部沖合の岩塩層下油田の権益の40%を71億ドルで購入したものが12月に計上、また鉄鉱石セクターや鉄鋼セクターでもそれぞれ10億ドルの対内直接投資が計上された。
今年の対内直接投資総額は450億ドル、経常収支赤字が640億ドルそれぞれ予想、しかし海外投資家によるブラジル国債や株式などの金融投資が190億ドルの差額をカバーすると予想されている。
国連貿易開発会議(UNCTAD)の発表によると2010年度の海外直接投資残高ではブラジルは好調な内需、堅調な経済成長率、高速鉄道、港湾整備、ワールドカップやオリンピックなど大型イベント向けのインフラ整備投資など世界的に注目されているために、484億ドルと伝統的な投資受け入れ国である英国、日本、イタリア、ドイツやオランダなどを上回った。
昨年の世界直接投資ランキングでは米国向けが1,861億ドルでトップ、中国1,010億ドル、香港620億ドル、フランス570億ドル、ベルギー505億ドル、英国460億ドル、ロシア397億ドル、シンガポールが374億ドルであった。(2011年1月26日付けエスタード紙)