昨日、国連貿易開発会議(UNCTAD)は世界経済の現状と今後の見通しに関するレポートを発表、新興国の通貨切下げ競争、回復が遅れている失業率や先進国が急激な緊縮財政にかじを切ることは世界経済の回復を一段と減速させると報告している。
国連は米国が景気後退に対応するためにゼロに近い金利政策を打ち出した影響で、海外投資金が新興国に流れ込んでいるために、為替防衛措置導入を余儀なくされているが、世界的な政策協調を通じて経済成長を目指す重要性を強調している。
国連では昨年のブラジルの国内総生産(GDP)を7.6%、今年は世界経済同様に減速して4.5%、しかし来年は回復して5.2%の伸び率を予想している。
今年の世界の平均GDP伸び率は3.1%、米国は2.2%、来年の世界平均は3.5%、米国は2.8%、しかしヨーロッパは1.3%、日本は1.1%と経済回復の遅れを予想している。
今年の新興国のGDP伸び率は昨年の7%から6%に減少、ラテンアメリカは5.6%から2%に減少、また米国の昨年第3四半期の失業率は9.6%、今年初めは10%、昨年のヨーロッパは10.1%で記録更新、スペインに至っては20%に達して、高い失業率が世界経済のアキレス腱となっている。(2011年1月19日付けエスタード紙)