国連貿易開発会議(UNCTAD)の発表によると2010年度の海外直接投資残高は前年比0.7%増加の1兆1,200億ドル、ブラジルへの対内直接投資は302億ドルで初めてトップテン入りとなった。
しかし経済成長率の目覚ましい新興国や後進国向け直接投資総額が5,960億ドルと世界全体の53%を占めて、初めて先進国向け直接投資総額を上回った。
ブラジルへの直接投資はドイツの344億ドルを僅かに下回ったが、前年比では16.3%増加して新興国の平均増加率9.7%、中国の6.3%をそれぞれ大幅に上回った。
ブラジルへの対内直接投資はブラジル国内の消費増加に伴って食品・飲料部門への大型投資やテレフォニカ社はスペイン本国での業績悪化をラテンアメリカの各市場における成長が相殺しするために、ブラジルで大型投資を行った。
またブラジルへの直接投資では計り知れない埋蔵量を抱える岩塩層下原油開発、価格が高騰を続ける鉄鉱石や将来の食料品確保のための耕作地買収に投資が流れ込んできている。
昨年の世界直接投資ランキングでは米国向けが1,861億ドルでトップ、中国1,010億ドル、香港620億ドル、フランス570億ドル、ベルギー505億ドル、英国460億ドル、ロシア397億ドル、シンガポールが374億ドルであった。
ラテンアメリカ諸国向け直接投資は前年比21.1%増加の1,411億ドル、そのうち企業買収は前年の44億ドルから320億ドルと大幅に増加していた。(2011年1月18日付けエスタード紙)