大統領決選投票を週末に控えて与党のジウマ候補は野党のセーラ候補に10%以上の差をつけて優勢となっており、Datafolhaではジウマ候補の支持率56%、セーラ44%、Ibopeではジウマ57%、セーラ43%となっている。
両候補の政治公約は非常に似通っており、ジウマ候補は現在の公共負債GDP比42%を2014年にはGDP比30%まで下げると公約している。
一方のセーラ候補は現政権よりも最も効率よく支出すると述べているが、最低サラリーを600レアル、社会保障院(INSS)の年金を10%引上げると公約している。
また両候補ともインフラ整備に大型の公共投資、製造部門への減税並びに輸出の拡大を公約、外国ではジウマ候補はルーラ大統領並びに外務省の中近東政策に不賛成で政策転換をすると予想されている。
また2年間前からルーラ大統領が米国やヨーロッパ連合国と距離を置いているが、ジウマ候補はこの外交政策にも不賛成であり、セーラ候補も欧米との距離を縮小する外交政策を公約している。
セーラ候補はメルコスールが欧米などとの二国間の自由貿易協定(FTA)締結の障害になっていると述べて、北半球に外交の軸足を変えると予想されているが、ジウマ候補はメルコスールを中心に南半球の諸国との更なる親交を進めると予想されている
またジウマ候補は貧困層対策では特にボルサ・ファミリア政策の継続を公約、セーラ候補は貧困層対策では現政権よりも更なる支出を約束している。(2010年10月29日付けヴァロール紙)