海外投資家のブラジル金融市場でのキャリートレードなどによる投資拡大でドル流入が止まらず、益々のレアル高の為替傾向を阻止するために、今月4日に確定金利付きファンド投資に対して金融取引税(IOF)を2%から4%に引き上げていた。
しかしレアル高の流れは変わらずに昨日はR$1.66まで上昇、ギド・マンテガ財務相はIOFを4%から6%に再度引上げ、さらに短期的な投機行動を抑制するために、海外投資家に対する通貨デリバティブ取引の税率を0.38%から6%と大幅に引き上げた。
海外投資家は欧米や日本などの金利は限りなくゼロに等しく金利の高い新興国に過剰な投資を行っている影響で通貨上昇の要因となって輸出減少に結びついているために、新興国では自国通貨高抑制を強いられている。
米国の一層の金融緩和政策や中国の人民元の人為的コントロール、新興国の通貨防衛策などで、マンテガ財務相は世界が「国際的な通貨戦争」状態にあると述べて、レアル通貨高の阻止を図っている。(2010年10月19日付けエスタード紙)