社会経済開発銀行(BNDES)は世界金融危機後の経済活性化の一環として、昨年7月に開始した設備投資用クレジット向けの年利が4.5%と格安の投資継続プログラム(PSI)のクレジット申請総額は過去12カ月間で590億レアルに達している。
PSIプログラムのクレジット申請は特別産業金融機関(Finame)が与信審査を行うが、昨年6月の過去12カ月間のクレジット申請総額は256億レアルであったために118%増加、また平均クレジット申請額は25万レアルから26万4,000レアルと僅かに増加している。
PSIプログラムは今月で中止が予定されていたが、内需が旺盛で設備投資用機械・装置部門の増加が継続しているために年末まで延長、しかし年利は来月から5.5%に引上げられる。
金融危機の影響で昨年の投資比率のGDP比は16.9%まで低下、今年はすでにGDP比18%まで上昇、BNDES銀行では年末の投資比率をGDP比19%まで引上げるためにPSIプログラムを延長、来年はGDP比22%を見込んでいる。
BNDES銀行のクレジットは長期金利(TJLP)が適用されるが、金利の差額は国庫庁が負担、昨年と今年のTJLP金利のクレジットは1,800億レアルに達している。
PSIプログラムを活用しているのは最低サラリーの大幅調整や失業率の低下でC,D並びにEクラスの食品の消費が拡大しているために、食品セクターでは増産のために機械装置の購入を急いでいる。
昨年3月の製造業の設備稼働率は65%まで減少、しかし今年3月には78%まで増加してPSIプログラムのクレジットによる機械装置購入が増加してきている。
金利が安いためにPSIプログラムのクレジットの50%は輸送セクターが利用、特にトラック、バスや農業機械を購入、またTRIP航空とAZUL航空はエンブラエル社の航空機5機の購入に4億レアルのクレジットを利用している。(2010年7月30日付けエスタード紙)