中銀の経済活動レベル指数(IBC-BR)ではブラジルの経済は4月から緩いカーブを描いて低下してきているが、貧困層の多い北東地域での落ち込みはすくないが、マナウスフリーゾーンを抱える北部地域と農畜産業と輸出の比率が大きい南部地域の落ち込みが大きい。
北東地域の人口はブラジル全体の23%に相当、しかし人口の60%が最低サラリーの収入であるために、最低サラリーの大幅調整や貧困家庭対象のボルサ・ファミリアの補助金調整が経済活動に大きく左右する。
産業開発研究院(Iedi)の調査によると5月の北東地域のIBCはサラリーや補助金の大幅調整で食品並びに飲料部門が牽引して、前年同月比21.3%と大幅に増加した。
また北東地域ではサンフランシスコ河の疎水工事や連邦政府の低所得層対象の"私の家、私の暮らし"プロジェクトが住宅建設ブームを引き起こして5月のセメント、セラミック販売は前年同月比27.1%と大幅に増加している。
今年初めの4カ月間の北部地域のIBCはワールドカップでテレビ販売並びに白物家電向け工業製品税(IPI)の減税政策で前年同期比50%と大幅に増加、しかし5月は3月比でマイナス1.2%、第1四半期の小売は9.8%増加、4月並びに5月の小売は第1四半期比2.9%に留まっている。
ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると今年初めの5カ月間の南大河州の鉱工業部門は輸出が低調で、また2月から鉱工業部門の伸び率が止まったために前年同期比12.6%増加に留まり、ブラジルの平均伸び率17.3%を大幅に下回っている。
南大河州の上半期の輸出は前年同期比マイナス4.7%、農産物の輸出量はトウモロコシと大豆が大幅に減少してマイナス12.3%を記録、また今年初めの5カ月間の南大河州の小売は前年同期比9.6%増加、しかしブラジルの平均である11.5%を下回っている。(2010年7月27日付けヴァロール紙)