国連貿易開発会議(Unctad)とグローバル経済多国籍企業研究協会(Sobeet)の調査によると今後数年間のブラジルへの海外からの対内直接投資は好転する気配がなくて、今年は利益・配当金の送金が対内直接投資を初めて上回ると予想している。
今年のブラジルから外資系企業の本国送金はレアル為替の上昇並びに本社への資金提供のために320億ドルから350億ドル、対内直接投資は世界金融危機やヨーロッパ諸国の債務問題などの要因で300億ドル前後に留まると予想されている。
昨年のブラジルへの対内直接投資総額は調査対象の20カ国のうちで前年の10位から14位にランクを下げていたが、更にレアル為替や金利の上昇に伴って海外からの投資減少が見込まれている。
UNCTADの調査ではブラジルへの直接投資見通しは良くないが、2012年までの投資先として中国、インドに次いで3位に上昇して、米国、ロシアやメキシコよりも注目されている。
昨年のブラジルへの対内直接投資は世界金融危機の影響を受けて前年比42.4%減少、また先進国への投資も41.2%減少していた。(2010年7月23日付けエスタード紙)