昨日の中銀の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic)は先週発表されたインフレ指数や経済指標が予想を下回ったために、市場関係者が予想していた0.75%の引上げ幅を下回る0.5%の引上げで10.75%に留まった。
予想を下回る金融政策の引締めは20日に発表された7月の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)が0.09%のデフレとなり、中銀発表の5月の経済活動(IBC-Br)指数が前月比ゼロとなったために、Selic金利の引上げ幅のシナリオが変更となった。
Schahin銀行のチーフエコノミストであるシルビオ・カンポス・ネット氏は9月のCopom会議でのSelic金利の引上げ幅を0.5%以下と予想している。
6月の新規雇用は21万2,900人と前月比では減少、また6月の国庫庁の歳入は経済活動の低下に伴って予想を下回っているために、今後のSelic金利の引上げ幅は減少すると見込まれている。
インフレ分を差引いたブラジルの実質年利は5.6%と2位の中国の2.3%を大幅に上回り、ロシア並びに南アフリカは1.8%、オーストラリア1.6%、インドネシア1.4%、ポーランド1.2%、デフレの日本は1.0%、マレーシア1.0%、コロンビアが0.7%となっている。(2010年7月22日付けエスタード紙)