財務省ではブラジルの今年の国内総生産(GDP)は7.0%まで伸びる可能性があるにも関わらず、歳出削減のために財務省並びに予算管理省との修正予算案では前回の5.5%から6.5%の引上げにとどめたが、インフレ指数は5.5%から5.2%に引き下げている。
ギド・マンテガ財務相は今年のGDP伸び率を7.0%に設定すると歳入の増加に伴って、各省の予算修正や公務員のサラリーの大幅な増加の要求圧力が強くなるのが明らかなために、低めに設定する必要性を述べている。
中銀のブラジルの今年のGDP伸び率は7.3%、国際通貨基金(IMF)は7.1%とそれぞれ財務省の予想6.5%を上回っているが、修正予算案では公共投資並びに公共サービス部門向け歳出を25億レアル引上げている。
また今年の名目プライマリー収支黒字をGDP比3.3%、広範囲消費者物価指数(IPCA)を5.2%と中銀やエコノミストの予想5.4%を下回っており、総合物価指数(IGP-DI)を9.14%から8.68%、レアル通貨の為替R$1.79 からR$1.80とそれぞれ下方修正している。
社会保障院(INSS)の最低サラリー以上の年金・恩給調整は6.14%から7.72%に増加、5月と6月の歳入は工業製品税(IPI)や純益に対する社会納付金(CSLL)、所得税(IR)は減少している。(2010年7月21日付けヴァロール紙)