中銀の四半期ごとの経済指標の発表によると3月の今年の国内総生産(GDP)伸び率予想は5.8%であったが、6月末の見直しでは7.3%と大幅に上方修正して1986年以来のGDP伸び率を予想、しかし金融市場の予想では7.13%と中銀の予想を下回っている。
また今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は5.2%から5.4%、来年は4.9%から5.0%とそれぞれ上方修正、連邦政府のインフレ指数の目標中央値である4.5%を大幅に上回ると予想している。
好調な内需、失業率の低下、実質賃金の上昇、クレジットの拡大や企業経営者の景況感の上昇などの要因でインフレ圧力が上昇してきているために、今月の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利(Selic) 0.75% の引上げは避けられないと予想されている。
国内経済が順調に伸びているために今年の失業率は7.0%前後と統計を取り始めてから最低を記録すると予想、またヨーロッパの財政危機はブラジル経済へのインパクトは少ないが、ブラジルの輸出の比重が大きい国際コモディティ価格の変動のインパクトは大きい。(2010年7月1日付けエスタード紙)