中銀は今年の海外投資家の対内直接投資予想をヨーロッパの債務問題などの影響で450億ドルから15.5%減少の380億ドルに下方修正、しかし経常収支赤字は490億ドルに据え置いた。
今年初めからの製造部門への対内投資は前年同期比では落ち込んでおり、今年5カ月間では114億1,000万ドル、しかし5月は化学工業セクターに35億3,000万ドルの大型投資が行われた。
中銀の経済班では下半期の対内直接投資はインフラ整備や好調に推移しているブラジル経済に海外投資家は注目しているために、増加すると楽観視している。
しかし今年初めの5カ月間の経常収支赤字187億5,000万ドルを製造部門への対内直接投資でカバーすることは非常に難しく、過去12カ月間の経常収支赤字はGDP比1.94%に相当する364億5,000万ドル、同期の対内直接投資はGDP比1.39%の261億3,000万ドルと経常収支赤字を大幅に下回った。
今年の経常収支赤字はGDP比2.5%を予想、しかしブラジルの国内経済危機時にはGDP比4%から5%に達したこともあったが、今後は世界経済の回復に伴って輸出が増加するために、赤字幅は減少すると予想している。
ヨーロッパの債務問題で世界の金融投資家はリスクの高い株式市場から最も安全な米国債購入に安全逃避、しかし今年のGDPが6%以上の予想で金利が世界最高のブラジルの国債や確定金利付きファンドにも投資が流入してきている。
5月の海外投資家はブラジル国債や確定金利付きファンドへの投資は40億2,000万ドルと昨年1年間の90億8,000万ドルの約半分に達しており、今年5カ月間では120億7,000万ドルに達している。(2010年6月23日付けエスタード紙)