中銀の通貨政策委員会(Copom)議事録では良性インフレの圧力が更に強くなってきているために、来年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は目標の4.5%を上回ると見込んでいる。
中銀のフォーカスレポートから推測すると今後2回連続で政策誘導金利(Selic)は0.75%引上げられると予想、しかしABCブラジル銀行のチーフエコノミストのルイス・レアル氏はフォーカスレポートの予想に疑問を持っており、年末までにSelic金利は3.0%引上げられると予想している。
またサンタンデール銀行のチーフエコノミストのアレシャンドレ・シュワーツマン氏は今後5回連続でSelic金利の引上げで年末には13%に達すると予想している。
ヨーロッパの財政危機問題が発生している影響で、国際コモディティ価格の先行きの見通しが不透明になっていることもSelic 金利の予想を困難にしている。
インフレ要因の一端を担っていた食料品価格が低下してきたが、好調な内需、実質賃金の上昇や鉄鉱石価格上昇による製品価格へのコスト転嫁で小売価格の値上がりが余儀なくされるために、さらにインフレ圧力に結びついている。(2010年6月18日付けヴァロール紙)