ブラジルと米国は長年に亘って米国の綿花生産農家向け補助金問題で争ってきたが、綿花を含む指定農産物の外国バイヤーに対する銀行の輸出信用を保証する米農務省のプログラムであるGSMで合意に達する可能性がでてきた。
米国政府が国内の綿花に対して国内補助金や輸出信用保証を供与していることはWTOの補助金・相殺措置協定、農業に関する協定等に違反しているとして、ブラジルがWTOの紛争解決機関に提起していた。
WTO紛争解決機関はブラジルが米国に対して報復措置を取ることを認め、国内生産者への支払いについては年間1億4,700万ドル並びに米国製品102品目に対して輸入関税の引上げを認めて総額8億2,900万ドルに達するが、米国は4月に報復措置の延長を申し入れていた。
ブラジルはGSMの輸出に対するクレジットの支払いを30カ月から6カ月間への短縮を要求、しかし米国側は30カ月を主張、しかし最後には20カ月短縮まで譲渡、今日、ブラジル貿易審議会(Camex)で報復措置について話し合うが、2012年まで延長される可能性が高いと予想されている。(2010年6月17日付けエスタード紙)