ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると3月の鉱工業部門の伸び率は前月比2.8%、前年同月比では19.7%と大幅な伸び率を記録して1991年4月以来の最高の伸び率を記録した。
また鉱工業部門の第1四半期の伸び率は18.1%と過去20年間の四半期では記録を更新、3月の設備稼働率は金融危機直前の2008年9月よりも0.1%低い稼働率に達してほぼ完全に回復している。
2月の設備稼働率は2008年9月よりもマイナス2.8%と大きな差があったが、3月は大幅に伸びて回復、鉱工業部門の77%は2003年1月からでは最も生産が伸びている。
非耐久消費財セクターは2008年9月よりも生産が3.0%増加で記録を更新して雇用創出並びに実質賃金増加を牽引、しかし粗鋼や建材などの中間財セクターは同レベルとなっている。
また自動車や家電などの耐久消費財セクターはマイナス0.6%、資本財セクターはマイナス7.4%と回復が遅れているが、全セクター平均では1.85%増加している。
財務省のネルソン・バルボーサ経済政策担当長官は今年の経済成長率予想を5.2%から5.5-6.5%への引き上げを発表、しかし経済成長ペースが速すぎれば財政を引き締める可能性があることも指摘している。
同長官は平均5-6%の成長率が持続可能と見込んでおり、これよりも成長ペースが加速すれば、この水準へ戻すために段階的な金融引締政策採用の可能性を述べた。(2010年5月5日付けエスタード紙/IBGE)

