金融危機からのいち早く回復したブラジルへの海外からの投資が大幅に上昇してレアル通貨が大幅に値上がりしているために、2009年10月にブラジル政府は海外投資家がブラジル国内での債券や株式などの購入に対して、金融取引税(IOF)の2%徴収を発表したにも関わらず、レアル通貨の値上がりが継続している。
国連の発表によると2008年1月から2010年1月までの2年間のレアル通貨の値上がりは5.0%に達して7位にランク、値上がりトップは日本の円通貨で30%の値上がり、スイスは370億ドルの為替介入をしたにも関わらず、スイスフランは円通貨に次ぐ値上がりとなっている。
中国は輸出を拡大するために人為的に自国通貨の元を通貨安にコントロールしていると米国政府から非難されているが、過去2年間では7%と3位の値上がり率となっている。
ブラジルのレアル通貨は金融危機直後の2008年末には25%下落、しかし2009年3月から12月の間に33%値上がり、昨年5月はR$2.23であったが、10月にはR$1.71に達していた。
金融危機の影響を大きく受けたアイスランドの通貨は50%値下がり、ウクライナやトルコの通貨も30%以上値下がりしている。(2010年5月3日付けエスタード紙)