昨日の通貨政策委員会(Copom)ではインフレ圧力が増加してきたために、全会一致で政策誘導金利(Selic)を0.75%引上げて9.5%に決定、2008年9月以来の引上げとなって金融引締めサイクルに突入した。
今回のSelic金利の引上げは2011年のインフレを中央目標値に誘導するための調整で、今年のインフレは中央目標値を大幅に上回ることは避けられない。
今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は今年初めに交通費、教育費や食料品が大幅に上昇したために指数を押し上げ、3月のIPCA指数は0.39%、4月は0.46%と更に上昇してきている。
3月の今年のIPCA指数予想は4.99%であったが、4月には5.41%まで上昇、ローゼンベルグ社では今年のIPCA指数を6.0%と予想、連邦政府のインフレの上方許容値6.50%に近ついてきている。
多くの金融アナリストは年末のSelic金利を11.75%と予想して、今後、更に2.25%の金利引上げが年末にかけて実施されると予想している。
今回のSelic金利の0.75%の引上げでブラジルのインフレ分を差引いた実質金利は2位のインドネシアの3.0%を大きく引き離して4.5%と世界でトップを維持、中国2.8%、オーストラリア2.1%、ロシア並びにコロンビア1.6%、デフレの日本は1.2%、マレーシア並びにポーランド0.9%、南アフリカは0.8%となっている。(2010年4月29日付けエスタード紙)
