昨日、中銀は四半期ごとのインフレ予想を昨年末の4.6%から5.2%に上方修正して最終の通貨政策委員会(Copom)の議事録でも発表したように、4月の政策誘導金利(Selic)の引上げが明確になってきている。
過去12カ月間の広範囲消費者物価指数(IPCA)は中銀のインフレ中央目標値4.5%を僅かに下回ったが、2011年のインフレ予想も4.6%から5.1%に上方修正された。
昨日、辞任した中銀のマリオ・メスキッタ取締役の後任カルロス・ヴァスコンセロ・アラウージョ取締役はインフレ指数の上方修正の要因として、国内消費の過熱で今年の国内総生産(GDP)は5.8%増加が見込まれているが、設備投資が遅れて需要と供給のバランスが取れていないために、製品価格を押し上げる可能性を指摘している。
世界金融危機から新興国を中心に経済回復してきたためにコモディティ価格の上昇による国内の関連製品の価格上昇、またインフレ指数の上昇による便乗値上げが価格を押し上げる可能性を指摘している。
過去数カ月間の卸売価格が上昇傾向にあり、遅くとも今後9カ月間以内に小売価格に反映すると予想、インフレ圧力を低下させるためにSelic金利の引上げは避けられない。(2010年4月1日付けエスタード紙)