ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると1月の鉱工業部門の伸び率は中間財が牽引して前年同月比16%増加、2月の伸び率としては1995年以来の最高を記録、また前月比では1.1%の増加となっている。
ゼツリオ・ヴァルガス財団(FGV)のシルビオ・サーレス氏は今年の鉱工業部門の伸び率は最も悲観的にみた場合6.9%に留まるが、8.0%から9.0%の伸び率を予想している。
1月の設備投資に反映する機械・装置セクターの資本財生産の伸び率は金融危機直前の2008年9月比では11.6%も落ち込んでおり、また輸送機械の輸出が資本財の伸び率の足かせとなっていたが、今後は輸出の拡大が見込まれている。
鉄鋼、鉱業や肥料セクターを含む1月の中間財の伸び率は前年同期比20.2%、前月比2.0%とそれぞれ大幅に増加、しかし過去12カ月間ではマイナス5.9%となっている。
全国工業連合(CNI)の調査では1月の設備稼働率は前月の81.5%から81.4%と僅かに減少して、中銀の政策誘導金利(Selic)引上げ予想とは対照的な内需の過熱傾向にはなっていない。
金融危機後の昨年1月の設備稼働率は77.8%と大幅に低下、金融危機前は83.7%と1月よりも2.3%高く、1月の稼働率81.4%は急速な設備投資の必要性はないと予想されている。
また1月の鉱工業部門の売り上げは金融危機後に大幅に落ち込んだ前年同月比では7.7%増加、しかし前月比では未だにマイナス3.6%と落ち込んでいる。(2010年3月5日付けエスタード紙)
