オバマ大統領が政権を担当して1年が経過したが、大統領に対する人気が低下してきているにも関わらず、金融業界からの反発が予想される中で金融機関のリスクテークに対する諸制限を一段と厳格化するように新金融規制を提案した。
この提案には銀行業務を行う金融機関によるヘッジファンまたはプライベート・エクイティ・ファンドへの投資や保有・出資の禁止、すでに制限がある預金に加えて負債など預金以外の資金源も考慮した金融セクター全体における銀行の新たな規模制限の導入、自己勘定取引の禁止などが織り込まれている。
大手金融機関への規制強化に前向きな立場を取っている経済再生諮問会議の議長を務めるボルカー元連邦準備理事会(FRB)議長の提案が基本とされているためにボルガー規制と名付けている。
しかし大手銀行が軒並みこの提案に対して批判しており、また世界中の証券取引所では株価が下落、マドリッドがマイナス2.26%、米国-2.01%、香港-1.99%とそれぞれ下落、サンパウロ平均株価はマイナス2.83%、ドルはR$1.80に下落している。(2010年1月22日付けエスタード紙)