中銀の最終フォーカスレポートによるとドル安の為替で輸入の急増による貿易収支の悪化、景気回復による外資系企業の本社への利益・配当金送金などで今年の経常収支赤字は先週の413億ドルから455億ドルに下方修正されている。
今年の経常収支赤字は昨年の赤字予想205億ドルの2倍に達すると見込まれているが、2011年は先週の470億ドルから550億ドルと更に赤字幅が増加すると下方修正されている。
来年の貿易収支は好調に推移する国内経済で輸入の増加やドル安の為替などで昨年の56%減少の107億5,000万ドルの黒字に留まると予想、2011年は45億ドルの黒字まで減少すると見込まれている。
ブラジルの経常収支赤字は生産向け対内直接投資で補填しているが、来年の経常収支赤字は370億ドルと見込まれる対内直接投資額ではカバーしきれないと見込まれている。
サンパウロ州立大学(USP)経済学部のFabio Kanczuk教授はドル安の為替は今後も継続、しかし3年後にはR$2.30 までドルが上昇するために、輸入の減少に反比例して輸出が増加して貿易収支が改善すると予想している。
国内経済の力強い回復で金融関係者は政策誘導金利(Selic)を前回の年利11.0%から11.25%に上方修正している。(2010年1月19日付けエスタード紙)