中銀が昨年12月22日に発表したインフレレポートで一般家庭の消費拡大、製造部門の設備稼働率の上昇や史上最低の年利8.75%に留まっている政策誘導金利(SELIC)などの要因でブラジル国内経済が過熱してきているために、民間銀行ではSelic金利の切上げ開始を今年の下半期から3月もしくは4月からの予想に変更している。
ブラデスコ銀行のオクタヴィオ・デ・バーロス取締役は「Selic金利の切上げを早く始めるほど金融引締めの金利切上げ幅が少なくてすむ」として、中銀は4月からSelic金利の切上げを開始、年末の金利を11.75%と予想している。
また同氏は今年の一般家庭消費並びに公共投資の伸び率を10%、鉱工業部門の設備稼働率向け設備投資を20%それぞれ増加すると予想、輸入拡大によるインフレ圧力のコントロールは不十分であると見込んでいる。
イタウー-ウニバンコ銀行のチーフエコノミストであるIlan・Goldfajn氏はSelicの切上げ開始を3月、年末までにトータルで2.75%切上げされて11.50%を予想している。
JPモーガンのチーフエコノミストであるファビオ・アキラ氏は鉱工業部門の設備稼働率レベルがいくつかのセクターで平均を上回り、需要の力強い伸び率、非常に低い金利水準などの要因でSelic金利切上げ開始を3月と予想している。(2010年1月6日付けエスタード紙)