8月の社会保障院(INSS)の赤字は前年同月比22.4%増加の51億9,000万レアル、前月比では67.42%増加、今年8ヶ月間のインフレ指数である全国消費者物価指数(INPC)を差引いた実質赤字は前年同期比14.84%増加している。
8月のINSSの赤字増加は今年2月に最低サラリーが415レアルから465レアルとインフレを大幅に上回る修正がされたために、年金・恩給受給者の大半を占める最低サラリー年金支給額が大幅に増加、また金融危機による影響で正規雇用減少による納付金の減少が赤字幅を拡大している。
金融危機前の昨年9月までのINSSの納付金はインフレ分を10%上回る勢いで増加していたが、今年8ヶ月間の実質増加率は前年同期比5.0%に留まっている。
また7月のINSSの赤字31億レアルから8月は51億9,000万レアルに増加した要因として、最低サラリーの年金・恩給受給者向け13ヶ月目サラリーの50%先払いが赤字幅を拡大させている。
8月の社会医療福祉制度(RGPS)の年金・恩給受給者への支出は前年同月比8.71%増加の195億9,000万レアルに達して前月比でも12.65%増加している。
8月のINSSへの納付金は前年同月比4.5%、前月比0.7%とそれぞれ僅かに増加の144億レアルに留まったにも関わらず、過去3番目に大きい納付金額となっている。
8月の13ヶ月目サラリー支給額は16億3,000万レアル、9月は最低サラリー年金受給者の残り50%の支給と最低サラリー以上の受給者向け13ヶ月目サラリー50%の支給で63億レアルに達する。
INSSでは今年の赤字幅を407億8,000万レアルから414億8,000万レアルに上方修正、来年は最低サラリー以上の年金受給者向け6.0%の調整が予定されているが、国内経済の回復で雇用増加による納付金増加が赤字幅増加をカバーすると見込んでいる。(2009年9月24日付けエスタード紙)