ブラジル国内の景気回復の遅れに伴って企業の売上減少の影響で、7月の国庫庁の税収は前年同月比9.38%減少の586億7,200万レアルに留まって、9ヶ月連続で前年同月比を下回った。
しかし7月はVisaNet社の新規株式公開(IPO)で国庫庁に法人所得税(IRPJ)が7億6,000万レアル、純益に対する社会納付金(CSLL)が3億9,000万レアルでトータル11億5,000万レアルの税収増加をもたらしたために、前月比では8.32%増加している。
今年3月からの税収減は前年同月比6.0%前後で安定してきているが、6月の鉱工業部門の伸び率は前年同月比マイナス10.9%と大幅に落込んでいるために、今後数ヶ月間の大幅な税収増加は見込めない。
今年7ヶ月間の輸入税(II)は前年同期比3.09%減少の91億2,100万レアル、工業製品税(IPI)は29.0%減の164億2,800万レアルとなっているが、IPI免税や減税措置が採用された自動車業界のIPIは76.41%減の8億6,000万レアルと大幅に減少している。
所得税(IR)は5.86%減の1,132億5,400万レアル、金融取引税(IOF)は13.73%減の103億7,400万レアル、社会保険融資納付金(Cofins)は13.06%減の629億6,700万レアルであった。
また一般的に燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)は58.82%の17億3,400万レアルと軒並み減少しているが、唯一、社会保障院(INSS)の納付金が5.42%増加の1,089億3,500万レアルで総税収は7.39%減の3,841億4,800万レアルであった。(2009年8月21日付けエスタード紙)