世界貿易機構(WTO)の多角的貿易交渉のドーハ・ラウンドは10年近くも経過しているが、先進国の農産物補助金削減や発展途上国からの農産物輸出への障害などで合意に到らず、また世界金融危機の影響で更に締結が先送りされる見通しとなっている。
スペインのミゲル・モラチーノス外相とブラジルのセルソ・アモリン外相は世界金融危機からの脱出を早めるためにはメルコスールとヨーロッパ連合国との自由貿易協定締結の重要性を認めて、2010年内の締結に向けて交渉を再開する。
2005年10月にメルコスール加盟国のアルゼンチンが自国の自動車市場を保護のために交渉継続を拒否したために、この自由貿易交渉は中断していた。
またヨーロッパ連合国はメルコスールからの農産物輸出に対して高いハードルを設けていたが、貿易交渉締結後はブラジルからの牛肉の輸出が期待できる。(2009年7月31日付けエスタード紙)