昨日、中銀の通貨政策委員会(Copom)は満場一致で政策誘導金利(Selic)を0.5%切下げ8.75%に決定して過去最低の金利となり、1月から5回連続の切下げで世界3位の高金利から5位にランクを下げた。
今回の0.5%の切下げの要因として、安定したインフレで経済活動が回復してきて今年1月からでは5.0%の大幅切下げとなるが、今までは切下げ効果が表れるのは平均6ヵ月後であったが、クレジット期間の長期化で来年にずれ込むと見込まれている。
国内経済がすでに回復傾向となっているために、更なるSelic金利の切下げは来年のインフレを誘発する可能性が強くなるために、金融市場関係者は今後の切り下げの確率は非常に低いと見ている。
Selic金利が8.75%まで低下すると銀行間預金ファンド(DI)の収益率がポウパンサ預金よりも低くなる可能性があるために、DIファンドへの6ヶ月以内の投資には所得税(IR)が22.5%かかるために管理費を最大1.0%、2年以上の投資にかかるIRは15%では2.0%までそれぞれ引下げなければポウパンサ預金に対抗できなくなる。
5月のDIファンドの平均管理費は1.49%、確定金利付きファンドでは1.13%であったが、ポウパンサ預金への投資金流出を防ぐためにはファンドは管理費の低下、連邦政府は所得税の低下をしなければならないが、今月17日までにはポウパンサ預金に55億レアルの投資金が流れ込んでいる。
ブラデスコ銀行はSelic金利の切下げに伴って、今月27日から特別小切手と呼ばれる口座借越残の月利を8.24%、個人向けクレジット月利5.64%、自動車リース月利2.25%、運転資金向け月利4.82%とそれぞれ切下げる。(2009年7月23日付けエスタード紙)