世界銀行は今年の世界のGDP伸び率を前回のマイナス1.7%からマイナス2.9%と大幅に下方修正したために世界金融市場は先行き悲観的となり、コモディティ価格下落やドル為替上昇となって、サンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス3.66%下落、ドル為替は2.58%増加のR$2.024と大幅に上昇した。
5月の海外投資家の買い越し残は60億レアルまで達してIbovespaは上昇を続けていたが、6月は一転して株価が6.96%下落、6月17日までに13億レアルが売り越し残となっている。
新興国の株価は経済回復を大幅に上回る勢いで上昇を続けていたが、世界の経済成長回復の見通しが更に不透明となり、株式市場からの資金の逃避が続く可能性もある。
今年3月には世銀のブラジルの今年のGDP伸び率をマイナス1.1%と見込んでいたが、今回は0.5%増加を予想、来年の世界のGDPは2.0%、2011年は3.2%を予想している。
世銀では今後のコモディティ価格で世界経済のシナリオは大きく変わるが、今年のヨーロッパ連合のGDPはマイナス4.5%、米国マイナス3.0%、日本はマイナス6.8%とそれぞれ大幅なマイナスを予想、ラテンアメリカ/カリブ諸国はマイナス2.2%を予想している。{2009年6月23日付けエスタード紙}