5月の連邦政府のインフレ分を差引いた実質税収は前月比14%の498億3,000万レアルに留まり、また前年同月比でも6.0%減少している。
実質賃金の上昇に伴って社会保障院(INSS)の納付金が6.06%増加したにも関わらず、今年5ヶ月間の税収は前年同期比6.9%減の2,673億4,000万レアルと2003年以来では最悪の落込みを記録している。
小売業界の売上減少で製造部門の生産の減少が余儀なくされた影響を受けて、収益性が圧迫されて税収減に結びついたことや景気刺激政策のための減税109億レアルが大幅な税収減の要因となっている。
INSSの収支を除外した今年の国内総生産(GDP)が1.0%増加のシナリオでは、国庫庁の税収は4,850億レアルと前年の4,795億レアルを僅かに上回ると予想されている。
法人所得税(IRPJ)、純益に対する社会納付金(CSLL)並びにキャピタルゲイン関連の個人所得税(IRPF)が税収の減少に大きな影響を与えている。
今年1月から開始された自動車部門向け工業製品税(IPI)の減税で5ヶ月間の同IPIの税収は前年同期比81.8%減少、飲料・自動車・タバコを含まないIPI税は27.1%減少、またトラック・建材・白物家電向けIPIの減税も税収減に結びついている。
また今年5ヶ月間の社会保険融資納付金(Cofins)は14%、社会統合基金(PIS)は9.6%、通称燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)は昨年6月から税率が引下げられた影響で75.1%とそれぞれ大幅な減少となっている。{2009年6月17日付けエスタード紙}