第1四半期の鉱工業部門のGDPは世界貿易収縮の影響を受けて輸出が大幅に減少、また投資意欲減衰やレアル安の為替で機械・装置の輸入が大幅に落込んでマイナス3.1%を記録、今年はマイナス4.0%が見込まれているが、唯一クレジット部門は拡大すると予想されている。
農畜産部門の第1四半期はコモディティ価格の下落や気候変動による農産物の生産減少などでマイナス0.5%を記録したが、2010年は北半球の農産物生産減少が予想されるために、ブラジル農産物の需要増加が見込まれている。
サービス部門は0.8%増加、また今後も継続して増加が見込まれており、特に電話やデーター転送部門の増加が牽引すると見込まれている。
家計消費は実質賃金の上昇やクレジットの拡大で昨年最終四半期のマイナスから第1四半期は0.7%の増加に転じ、最低サラリーの大幅な調整、貧困家庭補助金ボルサ・ファミリアの拡大や公務員給与の大幅調整で、今後も消費拡大でGDP増加を牽引すると予想されている。
連邦政府の支出は昨年最終四半期のマイナスから一転して0.6%の増加に転じ、今後も公共サービス部門の改善のために公共投資の増加が継続されると見込まれている。
貿易部門では輸出は特に完成品の外需縮小の影響を受けてマイナス16%、輸入はドル高の為替でマイナス16.8%を記録、今年の輸出は引続き外需の落込みの継続とレアル高に傾いてきた為替の影響で増加は見込めないが、輸入はレアル高の為替で増加が見込まれている。{2009年6月10日付けエスタード紙}