ブラジル地理統計院(IBGE)は4月の六大都市圏の失業率は前年同月比の8.5%から8.9%に上昇したが、前月の9.0%から僅かに低下して世界金融危機の影響での悪化は見られない。
しかし4月の鉱工業部門の雇用は前年同月比0.2%増加の10万5,000人となったが、2002年以来の最低の雇用増加に留まっている。
今年4ヶ月間の平均失業率は前年同期の8.5%から8.7%に上昇したが、世界的な雇用削減にも関わらず、ブラジルの雇用状況は安定しており、また平均賃金は前年同月比3.2%増加の1,318レアルであった。
今までの失業保険では3ヶ月から5ヶ月間支給されたが、特別失業保険として新たに21万6,500人が失業保険延長の恩恵を受けるが、内訳は食品・飲料部門が4万5,290人、小売業3万8,304人、金属2万4,927人、農業部門1万8,693人となっている。
六大都市圏の失業率が最も高いのはサルバドール市の12.4%、サンパウロ10.6%、レシーフェ10.2%、リオ6.8%、ベロ・オリゾンテ6.8%、最も低いのはポルト・アレグレ市の6.2%となっている。
カルロス・ルピ労働・雇用相は4月の失業率は前月比で減少してきており、またブラジル経済の早期回復が見込めるために年内には100万人の雇用創出で年末の失業率を8.0%から8.5%を予想している。{2009年5月22日付けエスタード紙}