国際通貨基金(IMF)は昨年秋の金融危機以降、世界規模で急激な景気悪化が続いている影響で、世界全体の今年の国内総生産(GDP)の実質成長率見通しを1月の前回予想の0.5%から1.8ポイント引き下げ、マイナス1.3%と大幅に下方修正した。
またIMFではブラジルの今年の経済成長率を連邦政府やブラジルの金融界よりも悲観的に見ていてマイナス1.3%を見込んでいるが、3月の中銀の予想は1.2%の増加であったが、金融業界では0.49%の増加を見込んでいる。
過去数ヶ月間で世界経済全体が急速に悪化しており、1月のIMFは今年のブラジルの経済成長率を1.8%、来年は3.5%を見込んでいたが、今年はマイナス1.3%に下方修正されたが、来年は2.2%の経済成長が見込まれている。
経済先進国全体ではマイナス3.8%、米国はマイナス2.8%、ヨーロッパ圏マイナス4.2%、日本マイナス6.2%、BRICs諸国の中国は6.5%、インドは4.5%とそれぞれ増加が予想されているが、ロシアはマイナス6.0%と大幅な落込みが予想されている。
今年の世界貿易は11.0%、農産物や鉱物などの平均コモデティ価格は27.9%、国際石油価格は46.4%とそれぞれ大幅な減少が見込まれている。
ブエノス・アイレスでインタビューに応じた中銀のメイレーレス総裁はブラジル経済が世界金融危機に対してよく持ちこたえており、ブラジルの自動車産業の回復などで先進国のように鉱工業全体が落込んでいるわけではないが、今後のブラジルの経済成長率については明言を避けた。(2009年4月23日付けヴァロール紙)