連邦政府は今年の財政プライマリー収支の目標黒字をGDP比3.8%から2.5%、大統領選挙の年である来年はGDP比3.3%とそれぞれ大幅に引下げ、今年はプライマリー収支黒字の削減分の400億レアルを公共投資にまわす。
また連邦政府の経済班は公共投資向け資金が不足するようであれば、GDP比0.5%に相当する投資パイロットプロジェクト(PPI)並びにGDP比 0.5%に相当する政府系ファンドの総額300億レアルを更に公共投資にまわして、今年のプライマリー収支黒字をGDP比1.5%まで引下げる可能性も認 めている。
連邦政府は国内経済活性化のために自動車部門などで減税措置を採用、また公共投資の拡大で雇用増加などを図るが、特に膨大な支出となる昨年8月末に合意した公務員給与の調整にも応じる。
プライマリー収支の目標黒字削減の内訳はGDP比0.5%に相当するペトロブラスが連邦予算から除外され、国税庁、中銀並びに社会保障院(INSS)で構 成される中央政府は0.75%削減されてGDP比1.40%、州並びに市町村が0.05%削減されて0.90%となっている。
プライマリー収支の目標黒字の大幅削減による巨額の公共投資は大統領選挙向けの政治的な色合いを疑われているが、連邦政府にとっては今年並びに来年の目標黒字の大幅削減で来年の大統領選挙に照準を合わせた公共投資が可能となる。(2009年4月16日付けエスタード紙)