ブラジルとアラブ諸国との貿易が伸びてきており、今年8ヶ月間のアラブ諸国との貿易は137億ドルと昨年1年間の貿易額134億ドルをすでに上回る大幅増加となっている。
2003年から今年8月までのブラジルからのアラブ諸国への輸出は178.9%、輸入は121.3%とそれぞれ増加、特にサウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦やクエートへの輸出が伸びてきている。
しかしブラジルからのアラブ諸国22カ国の輸出は同地域の輸入全体の1.57%を占めているに過ぎないが、ブラジルからは農畜産製品輸出、アラブ諸国からは燃料や化学肥料を輸入している。
アラブ諸国の食料品消費の90%は輸入に頼っており、2006年の食料品輸入は436億ドル、そのうちサウジアラビアが95億ドル、アラブ首長国連邦が62億ドルの食料品を輸入している。
今年8ヶ月間のブラジルからの食料品輸出は前年同期比49.3%増加の19億5,000万ドル、そのうち穀物類が368.7%増加の9,810万ドル、食用油や脂肪類は84.3%増加の9,750万ドル、アラブ諸国からの輸入では天然肥料や化学肥料は178.9%増加の7,842万ドル、燃料類が 96.9%増加の61億ドルとなっている。
ブラジルの1,500企業がアラブ諸国との貿易を営んでいるが、サジア社は輸出の26%に相当する食糧関連製品を中近東とアフリカに輸出、エンブラエルの今年6月末の同地域の受注算は200億ドル、受注は120人乗りまでの商業ジェット機となっている。
昨年のエンブラエルの同地域向け輸出は3億4,430万ドルでエジプト、サウジアラビア、リビアやヨルダン向けに納入、またレバノンやエジプトなど向けに23機のジェット機受注をしている。
建設部門では大手ゼネコンのオデブレヒト社がアブダビ市に支店を設けて、リビアのインフラ整備プロジェクトやアブダビ空港の拡張工事を請け負っている。
またアンドラーデ・グッチエレス社もアルジェリアやアラブ首長国連邦に支店を開設して、オーマンの空港拡張、モーリタニアの幹線道路のメインテナンス、ケイロズ・ガルボン社は5億ドルでリビアのインフラ開発プロジェクトで契約を締結している。(2008年9月26日付けヴァロール紙)