ルーラ政権発足以来始めて今年の上半期の鉱工業の製造部門の貿易収支が10億ドルの赤字を計上したが、今回の通貨政策委員会(Copom)の政策誘導金利(Selic)の更なる0.75%の切上げで、今後更に悪化すると見込まれているが、前年同期は 115億ドルの大幅黒字を計上していた。
昨日の為替はR$1.575レアルを記録して1999年1月のレベルに達して、今年はすでに11.27%のドル安の為替を記録、またSelic金利の更なる切上げでドルが更に流入してドル安の為替に拍車がかかるために、価格競争力が更に悪化して輸出が減少する。
通常、為替の効果が現れるのは6ヶ月から1年後であり、鉱工業部門の貿易赤字は昨年17.7%上昇したレアルの為替の影響が10億ドルの赤字計上となった。
今年上期の機械・装置部門、自動車、化学部門の赤字は122億3,300万ドルで前年同期の33億2,100万ドルの赤字を大幅に上回っており、1997年上期以来の赤字幅となっている。
最先端テクノロジーの航空機、精密機械部門は前年上期の赤字68億4,700万ドルから97億4,000万ドルと大幅に増加、食品、飲料や嗜好品部門は114億ドルから140億ドルの黒字に上昇している。
また紙・パルプ部門の黒字は31億ドルから33億ドルに上昇、繊維、皮革や履物部門は15億ドルを計上しているが、2006年からの黒字幅は減少して生きている。
ルーラ政権発足以来のレアルの累積為替高は124.2%でヨーロッパ連合やラテンアメリカの中では最も上昇しており、コロンビアの通貨は61.6%の値上がりでブラジルに続いているが、ヴェネズエラの通貨は34.7%下落している。(2008年7月29日付けエスタード紙)