今年5ヶ月間の財政プライマリー収支黒字はGDP比6.55%に相当する749億5,000万レアルに達して、中銀が統計を取り始めた1991年以来の最高率を記録した。
また過去12ヶ月間のプライマリー収支黒字はGDP比4.34%と目標値4.3%の許容範囲に入っているが、負債に対する金利は含まれて入ない。
政策誘導金利(Selic)やインフレ指数は上昇傾向にあるにも関わらず、確定金利連動国債比率が37%に増加して、Selic金利上昇の影響を受けないために、負債に対する金利は下がってきている。
今年年末の名目金利は確定金利連動国債の増加、ドル値R$1.68、Selic金利12.6%と想定するとGDP比5.80%まで低下すると見込まれており、1998年8月に次ぐ金利低下となる。
過去12ヶ月間の連邦政府のプライマリー収支黒字は目標値2.20%を上回るGDP比2.77%、州政府・市町村は目標値0.95%を上回る1.11%を達成したが、国公営企業だけが目標を下回っている。
連邦政府はGDP比0.5%に相当する142億レアルの支出削減を発表したが、この支出削減資金は政府系ファンド設立の資金に回す予定をしていたが、プライマリー収支の一層の黒字を目指す。
今年5ヶ月間の中央政府のプライマリー収支黒字は49億1,600万レアル、内訳は連邦政府が76億8,900万レアルの黒字であったが、中銀は1,900万レアル、社会保障院(INSS)が27億5,400万レアルの赤字を計上している。
州政府のプライマリー収支は37億400万レアル、市町村は35億3,500万レアル、州政府・市町村の公社は1億7,000万レアルの黒字を計上している。
5月の公的債務残高はGDP比40.5%に相当する1兆1,680億レアルとなって昨年末のGDP比42.7%から低下、名目債務残高も昨年末のGDP比63.6%から5月には60%まで低下している。(2008年7月1日付けエスタード紙)